外科的領域に踏み込むインプラント治療には抵抗がある方も少なくないかもしれません。
その一方でインプラントによって快適な日常を取り戻した方々も大勢いらっしゃいます。
ここでは実際に治療をさせていただいた患者様の生の声をご紹介します。
インンプラントを植えるには顎の骨が少ないと他院でいわれました。骨の移植を勧められたのですが、どういった方法
インプラントを埋入するには、骨の量が少ないと言われた訳ですね。歯を抜いてしまいますと、歯を支えている骨(歯槽骨)が水平的に吸収してしまします。つまり、骨の厚さが薄くなってしまいます。また、それに伴って垂直的にも骨が吸収されてしまいます。つまり、高さが低くなりへこんだ形になります。また、義歯(入れ歯)を入れていた場合も骨が吸収して少なくなってしまいます。インプラントをするために、骨の量を増やす事を骨増生と言います。この方法には、ブロック骨移植、G.B.R.、サイナスリフトなどがあります。
ブロック骨移植とは、骨の薄い場合に下顎の奥の方(下顎枝)からブロック骨を採取し(厚さ2〜3mmの長方形状の骨)、薄い骨にスクリューで固定する方法です。G.B.Rは、骨の薄い場所や高さが低くなっているところに自家骨を顆粒状にしたものや、顆粒状の人工骨を置き、それらが動かないように膜でおおって固定する方法です。この状態で6〜8ヶ月経つと骨ができます。
また、上顎の奥歯の上には、上顎洞(副鼻腔、サイナス)という空洞があるので、そのままですと上顎洞にインプラントが貫通してしまいます。このような場合は、サイナスリフトといって、上顎洞のところに骨を造ります。この時も、顆粒状の自家骨や人工骨を使います。骨の移植をする場合は、ほぼこの3種類の方法になります。